陰陽五行論(気の法則)

「陰陽論」とは、この世に存在する森羅万象のものが陰(冷たい重いエネルギー)と陽(暖かく軽いエネルギー)という性質に分かれるという理論です。

 

陽の例には「男、太陽、夏、春、奇数、動」などがあります。陰の例では「女、月、冬、秋、偶数、静」があります。

そして「季節が春夏秋冬」、「一日が朝昼晩」と繰り返すように、全ての陰陽のバランスは変化しています。

 

「五行論」は、万物が五つの要素(木火土金水)に分けられ、バランスをとって巡るという理論です。

 

季節も五行に分けられ、春は「木」、夏は「火」、梅雨は「土」、秋は「金」、冬は「水」にあたり、季節の性質によって養生法が変える必要があるのです。

 

例えば春は「風」の季節、陰から陽になり始めた季節です。暖かくなってきても薄着はしてはいけません。

 

冬は陰で「水」の季節です。「陽」を浪費する「激しい運動」や、「ミニスカート」など体を冷やす服装は、身体を傷め寿命を縮めることになりかねません。

  

五行の関係では、「木が燃えて火となり」、「火が燃えると土が生まれ」、「土の中から金が生まれ」、「金の表面に水が生まれ」、「水によって木が成長するという」相手にプラスの効果を示すものを「相生」といいます。

 

逆に「木が土に根を張り」、「火が金を溶かし」、「土が水の流れを止め」、「金が木を切る」、「水が火を消す」といった相手を剋する関係を「相克」と言います。

 

五行説は人の「生まれ持った性格」「人間関係」、「食べ物の性質」、「薬草の使い方」、「風水」などあらゆる分野で活用される理論です。

 

「陰陽五行の法則」を理解する事で、「気の法則」を理解する事が出来ます。気の法則は見えるものの何倍もの影響を私たちに与えています。
 

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